裁判官に気をつけろ!
裁判官に気をつけろ!
著・日垣隆
「法とはなるべく関係を持ちたくない」
という感情が、日本の皆さんには根強いわよね。私もその一人で、まるで無関心だったのよ。
でも、私が当事者になっちゃうとどうにも避けられない問題なのよね。だって、日本て法治国家なんだもの。
私が当事者になった事件てのはこういった話。
久しぶりに二丁目に飲みに行ったんだけど、体調が良くなくて、早めにお暇したのね。それで、急いで丸ノ内線新宿御苑駅に向かったんだけど、ちょうど新宿公園を越えたあたりで、一般サラリーマン風の男に、いきなりうしろからののしかかられちゃったのよね。普段の私(183センチ、75キロのちょいマッチョ)だったら、吹っ飛ばしてやるところなんだけど、頭がフラフラしてて、そこまで頭が回らなかったのよ。そしたら、いつの間にかに手錠かけられて、トイレでずっこんばっこん。
幸い、大怪我せずに済んだんだけれども、腹の虫が収まらなくって、とりあえず、訴えたらどうなるか、この本を読んで調べてみたのよ。見つけたら、脅しつけてやるためにね!
そしたら、強制猥褻罪(6月以上10年以下の懲役)にしかならないんだって。強猥より重い罪、強姦罪(3年以上20年以下の懲役)にするには、男性が、膀胱、あ、間違えた、暴行又は脅迫を行いながら女性器に男性器を挿入する行為のみ(!)でしかできないんだって。これ、女性も一緒で、もし、私と同じようにお尻でされた場合は、強制猥褻罪止まりなんですって!!
うーーーん、もーーーー、なんなのこの法律? それに、もし強制猥褻罪で有罪になってもほぼ執行猶予がつくんですって。だったら、私が法に変わって罰したくなるわよ、まったく。待ってろよ、いつかのお前。
そのほか、近親相姦は、罪になりにくいことや(でもやっちゃだめよ)、痴漢が厳罰化されていて「懲役6ヶ月以下または50万円以下の罰金」になっていること(5万円て古い話なのよ)、お金のやり取りはNGでも、物品のやりとりはOKの賭博罪のことも書かれてあって、とても有益な著作よ。
ただ、本著が「酒気帯び運転の厳罰化」のきっかけになったと言っている所は鼻に付くけどね、うふ。
ちょっと難しいけど、読んどいて損はないわよ。気が向いたら読んでみて。
さぁ、これから、強姦相手探しに行かなきゃ♪
それでは、アデュー