軽くなる生き方

著・松浦弥太郎

 

この方、存じなかったけど、暮らしの手帳の元編集長さんなのね。雑誌自体は読んだことないけど、本屋で見かけたときは、品の高い人が読むような印象があったわね。

 

本の内容は、自身の実体験を基に啓蒙思想を提唱している。

 

というと、固い印象だけど、端的に言うと、素っ裸になって、正直に生きることを提唱しつつ、人の生かし生かされ方を、優しくアドバイスしてくれる。まるで、耳元に優しい吐息を吹きかけてくれるように。あん、感じちゃう♪。ってな具合。顔はタイプじゃないけどね。

 

それに、彼の過去がまた独特で面白いのよ。高校中退して、アメリカに飛んじゃう自体ファンキーなんだけど、問題児だった中学時代の話や、アメリカ帰国後の人脈を広げる話なんかも、彼の人間性が出てて味わい深いわ。

 

音楽で例えると、クラシックに近い聞き入るような音を奏でているわね。

たまに手にとって読むと、いい癒しになるかも。

気が向いたら、手に取ってみて。

 

それでは、アデュー

 

売上を2倍にする!ソーシャルメディア成功の方程式

売上を2倍にする!ソーシャルメディア成功の方程式

著・末広栄二

 

 

こんばんは。ひろねえです。

木曜の夜、皆様は、どうお過ごしですか?

 

私はね、殿方と汗ダラダラになりながら、情熱的な夜を過ごしているわ。

気持ちの竹をぶつけ合うなんて、最高のシチュエーションよね。

 

はい、というわけでして、日常サラリーマンをやっている私は、アプリの納品の関係で、同僚と深夜勤務と相成りましたでございます。汗ダラダラの理由は、エンジニアの子がクーラー苦手で、すぐ具合悪くなっちゃうから、テストと顧客とのやりとり専門の私が箸を食うってわけよ。もう、テストは眠いし、顧客は切れてるし、部屋も暑いはで、あーあって感じ。でも、エンジニアの子がイケメンなのがせめてもの救い❤。

いつか、この会社を辞める前に、奴を食べる予定です。

 

えっと、ちょっと私の職業を説明しておくと、このようにプロジェクトマネージャーもやるんだけど、どちらかといえばウェブマーケティングの人間なのよね。仕事の内容は、seoから始まり、アドワーズなどのリスティング広告、それから、今じゃすっかり一般化したSNSを使用しての企業PRが仕事の主流なの。

 

そんな私が、勉強がてら手にしたのが、この本。

 

「売上を2倍にする!ソーシャルメディア成功の方程式」

 

なのね。

まず、この本がいいなと思ったのは、会社の売上を上げる下準備から入っていることね。通常のビジネス本て、有形商材があることが前提とか、土台を固めることをすっ飛ばしている本が多いけど、この本は、土台を固めるところから、売上を2倍に上げるまでを丁寧に書かれているわ。

例えば、まず「ムリ・ムラ・ムダ」の削減、オープンソフトによる管理から、ほめる仕組みまで作って、社内の地盤を固めてから、ソーシャルメディアの活用法を丁寧に、事例を用いて説明してくれているの。

 

それから、5つの項目にわけられた実績計算も、一社員だけでなく、経営者の方々にも有益なんじゃないかしら。

 

一般向けじゃないけど、IT業界で、特にウェブに特化している営業さんやマーケティングの人間は読んどいて損はないんじゃないかしら。

 

あ、一般の方は読む必要ないからね。わけわかめだから(笑)。

 

というわけで、これも、気が向いたら手にしてみて。

それでは、アデュー。

 

裁判官に気をつけろ!

裁判官に気をつけろ!

著・日垣隆

 

 

「法とはなるべく関係を持ちたくない」

 

という感情が、日本の皆さんには根強いわよね。私もその一人で、まるで無関心だったのよ。

 

でも、私が当事者になっちゃうとどうにも避けられない問題なのよね。だって、日本て法治国家なんだもの。

 

私が当事者になった事件てのはこういった話。

久しぶりに二丁目に飲みに行ったんだけど、体調が良くなくて、早めにお暇したのね。それで、急いで丸ノ内線新宿御苑駅に向かったんだけど、ちょうど新宿公園を越えたあたりで、一般サラリーマン風の男に、いきなりうしろからののしかかられちゃったのよね。普段の私(183センチ、75キロのちょいマッチョ)だったら、吹っ飛ばしてやるところなんだけど、頭がフラフラしてて、そこまで頭が回らなかったのよ。そしたら、いつの間にかに手錠かけられて、トイレでずっこんばっこん。

 

幸い、大怪我せずに済んだんだけれども、腹の虫が収まらなくって、とりあえず、訴えたらどうなるか、この本を読んで調べてみたのよ。見つけたら、脅しつけてやるためにね!

 

そしたら、強制猥褻罪(6月以上10年以下の懲役)にしかならないんだって。強猥より重い罪、強姦罪(3年以上20年以下の懲役)にするには、男性が、膀胱、あ、間違えた、暴行又は脅迫を行いながら女性器に男性器を挿入する行為のみ(!)でしかできないんだって。これ、女性も一緒で、もし、私と同じようにお尻でされた場合は、強制猥褻罪止まりなんですって!!

うーーーん、もーーーー、なんなのこの法律? それに、もし強制猥褻罪で有罪になってもほぼ執行猶予がつくんですって。だったら、私が法に変わって罰したくなるわよ、まったく。待ってろよ、いつかのお前。

 

そのほか、近親相姦は、罪になりにくいことや(でもやっちゃだめよ)、痴漢が厳罰化されていて「懲役6ヶ月以下または50万円以下の罰金」になっていること(5万円て古い話なのよ)、お金のやり取りはNGでも、物品のやりとりはOKの賭博罪のことも書かれてあって、とても有益な著作よ。

ただ、本著が「酒気帯び運転の厳罰化」のきっかけになったと言っている所は鼻に付くけどね、うふ。

 

ちょっと難しいけど、読んどいて損はないわよ。気が向いたら読んでみて。

 

 

さぁ、これから、強姦相手探しに行かなきゃ♪

 

それでは、アデュー

「火花」又吉直樹

初めまして。
普段はサラリーマン、夜は上野でゲイ店員をやってます、ノンケ大好きヒロコです。
暇つぶしにこれから趣味の本や映画のことについて、ちょいちょい書かせてもらうわね。
以後よろしく❤️

では早速。まずは、今巷で話題の芥川賞受賞作「火花」からレビューしちゃうわよ。

火花
著・又吉直樹



又吉くん、普通にタイプ。食べちゃいたい。

でも、私、夜の方は、食べられる方なんですけどね。
 
えっと、失礼いたしました。
直木賞最終候補に、芥川賞受賞。作家として、この上ないデビューを果たした人気お笑いコンビ・ピースの又吉くんなんだけど、やっぱり、ビジネス臭を感じるのは仕方ないわね。CDもすっかり某アイドルグループのセット商法以外では売れなくなってしまったし、本の方は、下火になってきていることは明らかな事実だし。海外よりかは電子書籍の売れ行きは伸びてないらしいんだけどね。
 
と思いながら本書「火花」を手にしたわけだけれども、私的には、「この作品なら、芥川賞でも納得」と思ったわ。直木賞受賞するほど「大衆性」は帯びてないけれども、新人作家の純文学としては、良い出来なんじゃないかしら。
 
季節や環境の変化を表現する文章なんて美しいと思っちゃったし(でも、ちょっと多すぎるわね)、やっぱり漫才のやりとりは、さすがプロだと唸らされたわ。
でも、師弟関係のみをひたすら描くのは少し寂しい気がしたわね。たぶん又吉くんが同級生とやってた線香花火の元相方が主人公の相方のモデルなんだと思うんだけど、せっかくだからもっとその人のことを知りたいと思っちゃったわ。それに、師匠の神谷さんが売れないのに師匠?とも思っちゃったのよ。そういったことって芸人界では関係ないことなのかもしれないけど、素人はそうおもっちゃうのよねー。まあ、彼のことはテレビを通して知っているせいもあるかもしれないわね。

って、ついつい生意気な言い方になっちゃったわ(笑)。
だって、又吉くん本当に食べちゃいたいくらい可愛いから、ついつい熱が入っちゃう。
 
というわけで、吉本興業がウハウハ言うほどすでに売れていることは癪にさわるけど、この「火花」は、読んでおいて損はないと思うわ。ただ、人に借りても良いかも。
 
それでは、また今度。
アデュー